「持病があるから保険に入れない」と諦めていませんか?確かに通常の生命保険や医療保険は健康状態の告知が必要で、持病があると断られることがあります。
しかし、持病があっても入れる保険は意外とたくさんあります。引受基準緩和型や無選択型など、持病のある方向けに設計された商品が増えてきているのです。
この記事では、持病がある方向けの保険の種類や選び方、持病別の加入ポイントまで詳しく解説します。「保険に入れない」と思い込んで諦めるのはまだ早いでしょう。
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持病があっても入れる保険は3タイプ
タイプ1:引受基準緩和型保険
最も一般的な「持病がある方向けの保険」がこのタイプです。通常の保険より告知項目が少なく、簡単な3〜5つの質問に「いいえ」と答えられれば加入できます。
典型的な告知項目は以下の通りです。
- 過去2年以内に入院・手術をしたか
- 過去5年以内にがん・肝硬変などで診断・治療を受けたか
- 現在、医師から入院・手術を勧められているか
これらにすべて「いいえ」なら、糖尿病やうつ病で通院中でも加入できるケースが多いです。
メリット:
- 持病の悪化・再発も保障対象になることが多い
- 通常の保険に近い保障内容
デメリット:
- 保険料が通常の保険より30〜50%高い
- 加入後1年間は給付金が半額になる商品が多い(支払削減期間)

タイプ2:無選択型保険
告知が一切不要な保険です。健康状態に関係なく、誰でも加入できます。
メリット:
- どんな健康状態でもOK
- 告知のストレスゼロ
デメリット:
- 保険料がかなり高い(通常の2〜3倍)
- 加入前の持病は保障対象外のことが多い
- 保障内容が限定的
無選択型は最後の手段と考えてください。まずは引受基準緩和型から検討するのがおすすめです。
タイプ3:通常の保険に「条件付き」で加入
意外と知られていませんが、持病があっても通常の保険に条件付きで加入できる場合があります。
- 部位不担保:特定の部位の病気は保障対象外にする条件
- 割増保険料:通常より高い保険料を払う条件
- 保険金削減:一定期間、保険金を減額する条件
たとえば、胃のポリープで通院中の方が「胃に関する病気は3年間保障対象外」という条件で通常の医療保険に加入する、といったケースです。
引受基準緩和型より保険料が安くなることが多いので、まずは通常の保険に申し込んでみて、ダメだったら引受基準緩和型を検討するという流れがベストです。
持病別・保険加入のポイント
糖尿病
糖尿病は保険加入のハードルが高い持病の一つです。通常の保険は断られることが多いですが、引受基準緩和型なら加入可能なケースが多くあります。
ポイントはHbA1c(ヘモグロビンA1c)の数値です。7.0%未満でコントロールできていれば、引受基準緩和型の告知にも引っかからないことが多いでしょう。合併症(腎症・網膜症など)がある場合は、無選択型を検討する必要があるかもしれません。
高血圧
高血圧で薬を飲んでいても、数値が安定していれば通常の保険に入れるケースもあります。上140/下90mmHg未満にコントロールされていれば、条件付き(割増保険料)で通常の保険に加入できることもあります。
ただし保険会社によって基準が異なるので、複数社に申し込んでみるのがコツです。

うつ病・精神疾患
うつ病は保険加入が最も難しい持病の一つです。通常の保険はほぼ断られます。引受基準緩和型でも、「過去2年以内に精神疾患で通院・投薬を受けたか」という告知項目に該当するケースが多くなっています。
完治して2〜5年経過していれば、引受基準緩和型に加入できる可能性があります。現在治療中の場合は、無選択型か共済を検討しましょう。
がん経験者
がんの既往歴がある場合、通常の保険への加入はかなり厳しくなります。ただし、治療完了後5〜10年経過して再発がなければ、引受基準緩和型に加入できる保険会社もあります。
近年は「がんサバイバー向け」の保険商品も登場しています。がん経験者専用の医療保険や、再発時に一時金が受け取れるタイプなど、選択肢は広がってきています。
引受基準緩和型保険を選ぶ5つのポイント
ポイント1:支払削減期間をチェック
多くの引受基準緩和型保険は、加入後1年間の給付金が半額に削減されます。しかし最近は支払削減期間なしの商品も増えてきました。同じ保険料なら、削減期間なしの方がお得です。
ポイント2:持病の悪化・再発が保障されるか
引受基準緩和型の大きなメリットは、持病が悪化しても保障されることです。ただし商品によっては一部制限がある場合もあるので、加入前に必ず確認しましょう。
ポイント3:保障内容を通常の保険と比較
引受基準緩和型でも、入院給付金・手術給付金・通院給付金など、通常の保険とほぼ同じ保障を受けられる商品があります。「持病がある人向けだから保障が薄い」とは限りません。
ポイント4:保険料を複数社で比較
引受基準緩和型の保険料は会社によってかなり差があります。同じ保障内容でも月額1,000円以上違うこともあるので、必ず複数社の見積もりを取りましょう。
ポイント5:まずは通常の保険にトライ
大切なことなので繰り返しますが、持病があるからといって最初から引受基準緩和型に行くのはもったいないです。通常の保険に申し込んで、条件付きで加入できないかまず確認してください。通常の保険の方が保険料は安くなります。
持病がある方が保険に申し込むときの注意点
告知義務違反は絶対NG
「持病を隠して通常の保険に入ればいい」と思うかもしれませんが、これは告知義務違反です。保険金が支払われないどころか契約を解除される可能性があります。保険会社は病院に調査を入れることがあるので、隠し通せると思わない方がいいでしょう。正直に告知して、それで入れる保険を選ぶのが正解です。
告知は正確に、でも余計なことは書かない
告知は「聞かれたことに正確に答える」が鉄則です。聞かれていないことまで余計に書くと、不利になることがあります。たとえば「5年以内の通院歴」を聞かれているのに、10年前の通院歴まで書く必要はありません。
複数の保険会社に申し込む
保険会社によって引受基準は異なります。A社で断られてもB社でOKということは珍しくないので、1社で断られたからといって諦めず、複数社に申し込んでみましょう。

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持病がある方の保険以外の備え方
高額療養費制度を活用
日本の健康保険には高額療養費制度があり、1ヶ月の医療費が上限額を超えた分は払い戻されます。年収370〜770万円の方なら、1ヶ月の自己負担上限は約8〜9万円程度です。保険に入れなくても、この制度のおかげで医療費が青天井になることはありません。
貯金で備える
保険に入れないなら、その分を貯金に回すのも立派な戦略です。緊急時に使える貯金(生活費6ヶ月〜1年分)を確保しておけば、多くの医療費リスクに対応できます。
都道府県民共済を検討
都道府県民共済は告知項目が比較的少なく、持病があっても加入しやすい場合があります。月2,000円コースなら手頃ですし、割戻金もあるので実質負担はさらに安くなります。
まとめ:持病があっても保険は見つかる
持病がある方の保険選びの手順をおさらいします。
- まず通常の保険に申し込む → 条件付きで入れることもある
- ダメなら引受基準緩和型 → 告知項目が少なく入りやすい
- それでもダメなら無選択型 → 誰でも入れるが保険料は高い
- 保険以外の備えも並行 → 高額療養費制度の活用+貯金
「持病があるから保険に入れない」という時代は、もう終わりつつあります。各保険会社が持病のある方向けの商品開発に力を入れているので、選択肢は増えています。一人で悩まず、保険の無料相談を利用して複数社の見積もりを比較してみてください。

参考:金融庁|保険商品に関する情報(www.fsa.go.jp・サイト終了)
※記事執筆時点の情報です。最新の保険料・保障内容は各公式サイトでご確認ください。
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