「周りのみんな、保険って入ってるのかな?」「自分の年代だとどのくらいの人が保険に入ってるんだろう?」こんな疑問を持ったことはありませんか。
保険のことは友達同士でもなかなか話題にしにくいですよね。でも実は、日本人の保険加入率はかなり高く、10人中8人が何かしらの保険に加入しています。
この記事では、生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」を中心に、年代別の保険加入率をデータで徹底解説します。保険の見直しを考えるきっかけにしてみてください。

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日本全体の保険加入率はどのくらい?
まず全体像から見ていきましょう。生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」によると、日本人の生命保険加入率(民間の生命保険、かんぽ生命、JA共済、県民共済などを含む)は全体で約80.3%です。
10人中8人が何かしらの保険に入っている計算です。世界的に見ても日本は「保険大国」と呼ばれるほど加入率が高い国のひとつです。
男女別で見ると?
- 男性:約81.0%
- 女性:約79.6%
意外と男女差はほとんどありません。かつては「保険は一家の大黒柱(男性)が入るもの」というイメージがありましたが、今は女性も自分名義で保険に入る時代になっています。
年代別の保険加入率データ
ここからが本題です。年代別に見ていきましょう。
20代の保険加入率:約59%
全年代で最も低いのが20代です。それでも約6割の方が保険に加入しています。「まだ若いし健康だし、保険なんていらないでしょ」と思いがちな年代ですが、意外と多い印象です。
20代で加入が多い保険の種類は以下のとおりです。
- 医療保険:最も多い。月額2,000~3,000円程度の手頃なプランが人気
- がん保険:若いうちに入ると保険料が安いため、20代で加入する方も増加中
- 死亡保険:独身なら優先度低め。ただし結婚した20代は加入率がグッと上がる
20代のポイントは「安いうちに入っておく」という考え方です。保険料は若いほど安いので、医療保険やがん保険を20代で終身型に入っておくのは合理的な選択です。
30代の保険加入率:約82%
30代になると一気に加入率が跳ね上がります。理由は明確で、結婚・出産・住宅購入というライフイベントが集中するからです。
出産をきっかけに保険を見直す方が非常に多く、「家族ができた=守るべき人ができた」というのが最大の動機です。
- 死亡保険(収入保障保険):子どもが生まれたら最優先。月15~20万円の保障が一般的
- 医療保険:引き続き加入率が高い。女性特約を付ける方も多い
- 学資保険:子どもの教育費を準備するために加入。ただし最近は利率低下で人気はやや下降
30代の平均保険料は月額約1.5万~2万円です。共働き世帯だと夫婦合計で3~4万円になることも珍しくありません。

40代の保険加入率:約87%
40代は全年代で最も加入率が高いゾーンです。収入がピークに近づき、子どもの教育費もかさむ時期なので、保障を手厚くしている方が多い傾向です。
- 死亡保険:引き続き高い加入率。住宅ローンがある場合は団信があるため、やや保障額を下げる方も
- 医療保険・がん保険:40代は生活習慣病やがんのリスクが上がり始める年代。保障内容を見直す方が増える
- 就業不能保険:住宅ローンを抱えている方は「働けなくなるリスク」に敏感。加入率が上がる
40代の平均保険料は月額約1.8万~2.5万円です。ここがボリュームゾーンとなっています。
50代の保険加入率:約86%
50代も依然として高い加入率をキープしています。ただし、子どもが独立し始めるこの時期、保険の見直しで保障額を下げる方も出てきます。
- 死亡保険:子どもが独立すれば大きな死亡保障は不要に。葬儀費用程度の終身保険にダウンサイズ
- 医療保険・がん保険:むしろ保障を手厚くしたい年代。三大疾病特約や通院保障を追加する方が多い
- 介護保険:50代後半から検討し始める方が増加
- 個人年金保険:老後の生活費準備として加入する方も
50代は「守る保険」から「備える保険」にシフトしていく過渡期といえます。
60代以上の保険加入率:約76%
60代以降は加入率がやや下がります。理由は、退職に合わせて保険を整理する方が増えるからです。
- 医療保険:引き続き加入率が高い。最後まで残す保険として選ばれている
- がん保険:がんのリスクは60代以降が最も高いため、持ち続ける方が多い
- 終身保険:相続対策として活用するケースも
60代以降は「不要な保険を解約して、本当に必要な医療保障だけ残す」のが一般的な流れです。
保険の種類別・加入率データ
次に、保険の種類別に加入率を見てみましょう。
生命保険(死亡保険)
加入率は全年代平均で約60%前後です。特に30代~50代の子育て世帯で加入率が高くなっています。
医療保険
加入率は約74%と非常に高くなっています。全年代を通じて最も加入率が高い保険です。「万が一の入院に備えたい」というニーズは年代を問わず強い傾向があります。
がん保険
加入率は約43%です。医療保険と比べるとやや低いですが、がんが国民病と言われる日本では加入率が上昇傾向にあります。
個人年金保険
加入率は約22%です。「老後2000万円問題」以降、関心は高まっていますが、低金利の影響もありNISAやiDeCoに流れている方も多い印象です。

「みんな入ってるから入る」は危険
ここまでデータを見てきましたが、大事なことをひとつお伝えしておきます。
「周りが入ってるから自分も入らなきゃ」は、保険選びとしてはNGです。
加入率のデータはあくまで参考情報です。大事なのは「自分に必要な保障は何か」を考えることです。独身なのに大きな死亡保障に入っていたり、貯蓄が十分あるのに過剰な医療保険に入っていたりするケースは少なくありません。
加入率データは「自分の保険を見直すきっかけ」として活用するのが正しい使い方です。
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加入率が低い=不要、とも限らない
逆のパターンもあります。たとえば就業不能保険の加入率はまだ約15%程度と低いですが、住宅ローンを組んでいる共働き世帯にとっては非常に重要な保険です。
加入率が低い理由は「不要だから」ではなく、「まだ認知度が低いから」というケースも多いです。データを鵜呑みにせず、自分の状況に照らし合わせて判断しましょう。
年代別・保険の見直しポイント
20代:最低限の保障からスタート
医療保険を中心に、月額5,000円以内でスタートするのがおすすめです。若いうちは保険料が安いので、終身型の医療保険やがん保険に入っておくと将来的にお得です。
30代:家族構成に合わせて保障を追加
結婚したら死亡保険を追加、子どもが生まれたらさらに保障額をアップしましょう。このタイミングでFPに相談するのがコスパの良い選択です。
40代:保障内容の棚卸しをする
加入してから10年近く経っている保険は、保障内容が古くなっている可能性があります。最新の医療事情に合った保険に見直すチャンスです。
50代:ダウンサイズを検討
子どもの独立に合わせて死亡保障を減らし、浮いた保険料を医療保障の充実に回しましょう。保険料の「リバランス」を意識するのがポイントです。
60代以上:シンプルに整理
本当に必要な保障だけ残して、あとはスッキリ整理しましょう。払い込み済みの終身保険と医療保険があれば、基本的にはOKです。
保険加入率のデータはどこで見れる?
この記事で紹介したデータは、以下の公的な調査をもとにしています。自分でも確認したい方はチェックしてみてください。
- 生命保険文化センター「生活保障に関する調査」:3年ごとに実施される大規模調査。加入率や保険料の平均額など、保険に関するデータが豊富です(公益財団法人 生命保険文化センター)
- 生命保険協会「生命保険の動向」:業界全体のデータを毎年公表しています(一般社団法人 生命保険協会)
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」:保険を含む家計全体の資産状況を調査しています(知るぽると)
まとめ:データを「参考」にして自分に合った保険を
- 日本全体の生命保険加入率は約80%。10人中8人が加入
- 年代別では40代が最も高く約87%、20代が最も低く約59%
- 保険の種類別では医療保険の加入率が最も高い(約74%)
- 加入率データはあくまで参考。自分の状況に合わせて判断することが大事
「みんな入ってるから」ではなく、「自分にはこの保障が必要だから」で保険を選べるようになると、無駄な保険料を払わずに済みます。この記事のデータを、保険見直しの第一歩にしてみてください。

※記事執筆時点の情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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