子どもが生まれたら考えること、たくさんありますよね。その中でも「教育費どうしよう?」という問題は、かなり大きな悩みではないでしょうか。
大学卒業までにかかる教育費は、すべて公立でも約1,000万円、私立だと2,000万円を超えることもあります。特に大学の4年間で一気にお金がかかるため、早めに準備しておきたいところです。
そこで選択肢に入ってくるのが学資保険です。毎月コツコツ積み立てて、子どもが18歳になったときにまとまった金額を受け取れるというシンプルな仕組みです。この記事では、おすすめの学資保険を返戻率の高さを中心に比較して紹介していきます。

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そもそも学資保険って必要?
結論から言うと、「貯金が苦手な人」には向いています。
学資保険の最大のメリットは「強制的に貯められる」ことです。毎月保険料として引き落とされるため、気づいたら使ってしまった…ということがありません。途中解約すると元本割れするというデメリットが、逆にストッパーとして機能します。
一方で、投資に慣れている方やまとまった貯蓄がある方にとっては、正直リターンが物足りないかもしれません。記事執筆時点で、最も返戻率が高い商品でも105〜108%程度です。NISAなどで運用したほうが増える可能性は高いでしょう。
ただし、投資は元本保証がないのに対して、学資保険は確実にお金が戻ってきます。この「確実さ」に価値を感じるかどうかが判断の分かれ目です。
おすすめの学資保険5選
ソニー生命「学資金準備スクエア」
学資保険といえばソニー生命、と言っても過言ではないくらいの定番商品です。返戻率の高さで他を圧倒しています。
10歳払込済み・22歳満期のプランだと、返戻率は約107.2%です。200万円の満期金に対して、支払い総額は約186万円。つまり約14万円のプラスになります。
ソニー生命の学資保険はオーダーメイド型で、ライフプランナーと相談しながらプランを組む仕組みです。ネットだけで契約完結しないのが面倒に感じるかもしれませんが、逆に言えばプロにしっかり相談できるということです。教育費全体の計画を立てるいいきっかけにもなります。
明治安田「つみたて学資」
大手生命保険会社の安心感と、シンプルな商品設計が魅力です。返戻率は約105.7%(15歳払込済み・21歳満期の場合)で、ソニー生命には及ばないものの、十分に高い水準となっています。
特徴的なのは、受取方法が「教育資金」と「満期保険金」の2回に分かれるプランがあること。大学入学時にまとまった金額、その後も毎年受け取れるので、授業料の支払いに合わせやすい設計です。
契約者が万一のときは以降の保険料が免除される保障も付いています。
JA共済「こども共済」
「えっ、JA共済?」と思った方もいるかもしれませんが、実は学資保険の分野ではかなり優秀です。返戻率は約105%前後で、保障型と貯蓄型を選べるのがポイントです。
貯蓄型の「にじ」は返戻率重視、保障型の「えがお」は子どもの医療保障もセットになっています。子どもの医療費は自治体の助成が手厚い地域も多いので、貯蓄型の「にじ」がおすすめです。
JA共済は組合員でなくても加入できます(准組合員として出資金が必要な場合あり)。意外と知られていないので、選択肢に入れておいて損はありません。

フコク生命「みらいのつばさ」
「ステップ型」と「ジャンプ型」の2つのプランがあるのが特徴です。ステップ型は幼稚園入園・小学校入学・中学校入学…と節目ごとにお祝い金がもらえるプラン。ジャンプ型は大学入学時にまとめて受け取るプランです。
返戻率はジャンプ型のほうが高く、約104.7%。こまめにお祝い金を受け取ると、その分返戻率は下がります。
兄弟割引があるのもフコク生命ならではです。2人目以降の保険料が割引になるので、お子さんが複数いる家庭にはありがたい制度です。
日本生命「ニッセイ学資保険」
国内最大手の生命保険会社が提供する学資保険です。返戻率は約104.5%と上位4商品よりは若干低いですが、ブランドの安定感は抜群です。
「こども祝金なし型」を選べば返戻率を上げられるので、大学入学時にまとめて受け取りたい方はこちらがおすすめです。
学資保険を選ぶときのポイント
返戻率だけで選ばない
返戻率は重要な指標ですが、それだけで決めるのは危険です。「いつ受け取れるか」「払込期間はいつまでか」「契約者死亡時の保障はどうか」など、総合的に判断しましょう。
特に注意したいのが払込期間です。10歳払込済みにすると返戻率は上がりますが、月々の保険料はかなり高くなります。家計に無理のない範囲で払込期間を設定することが大切です。
加入するなら早いほうがいい
学資保険は、子どもの年齢が低いうちに加入するほど返戻率が高くなります。出生前(出生予定日の140日前)から加入できる商品もあるので、妊娠中に検討を始めるのがベストです。
逆に、子どもが小学校に入ってからだと選べる商品がかなり限られます。先延ばしにしていると、加入できる年齢を過ぎてしまうこともありますのでご注意ください。
医療保障は別で考える
学資保険に医療特約を付けると、その分保険料が上がって返戻率が下がります。子どもの医療費は自治体の助成制度で無料〜数百円で済むケースが多いので、学資保険はあくまで「貯蓄」と割り切ったほうが効率的です。
学資保険 vs NISA、どっちがいい?
「学資保険よりNISAで積み立てたほうがいいのでは?」という声も増えています。
確かに、年平均5%のリターンが出れば、18年間の積み立てで学資保険より大きく増える可能性はあります。しかし投資には元本割れのリスクがあります。子どもの大学入学金が必要なタイミングで暴落していたら、取り返しがつきません。
おすすめは「併用」です。教育費の最低限必要な金額は学資保険で確保しつつ、プラスアルファをNISAで運用する。こうすればリスクを抑えながら効率的に増やせます。
金融庁の「NISAの解説ページ」でNISAの仕組みを確認しておくと比較検討しやすくなります。
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教育費の目安を知っておこう
文部科学省の「子供の学習費調査」によると、幼稚園から高校まですべて公立で約574万円、すべて私立だと約1,838万円です。これに大学費用が加わります。
国公立大学なら4年間で約250万円、私立文系で約400万円、私立理系で約550万円、私立医歯系だと2,000万円超えとなります。
学資保険の満期金だけで全額カバーするのは現実的ではないので、あくまで「大学入学時の一時金」として使うイメージで加入するのがおすすめです。

よくある質問(Q&A)
Q. 学資保険は途中で解約できますか?
解約は可能ですが、多くの場合元本割れします。特に加入して数年以内の解約は、払い込んだ保険料よりかなり少ない金額しか戻ってきません。どうしても家計が厳しくなった場合は、「減額」や「払済保険への変更」も選択肢に入れてみてください。
Q. 子どもが何歳まで加入できますか?
商品によって異なりますが、一般的には6〜7歳が上限です。ソニー生命は3歳まで、明治安田は6歳まで、フコク生命は7歳までとなっています。加入を検討するなら早めに動きましょう。
Q. 契約者が死亡したらどうなりますか?
多くの学資保険には保険料払込免除特約が付いています。契約者(親)が死亡または高度障害状態になった場合、以降の保険料が免除され、満期金はそのまま受け取れます。これは学資保険の大きなメリットの一つです。
まとめ:迷ったらまず相談してみよう
学資保険は商品によって返戻率も受取方法もバラバラなので、正直比較が難しいです。ネットの情報だけで決めきれない方は、保険ショップやFPに無料相談してみるのが手っ取り早いでしょう。
日本FP協会の「CFP・AFP認定者検索システム」を使えば、お住まいの地域のFPを探せます。教育費全体のプランニングも一緒にやってもらえるので、学資保険だけでなくトータルで相談できるのがメリットです。
金利の動向次第で返戻率が変わる可能性もありますので、加入を検討している方は早めに情報収集を始めてみてください。
※記事執筆時点の情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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